赤ちゃんハイハイのメリット

赤ちゃんがハイハイするメリットとは?成長にとって大切な理由を解説!

赤ちゃんの成長において「ハイハイ」はとても重要なステップです。しかし、最近では歩くのが早くなり、ハイハイの時期が短くなる赤ちゃんも増えています。

実は、ハイハイには赤ちゃんの心と体の発達を促す大きなメリットがたくさんあります。今回は、ハイハイがもたらすメリットについて詳しく解説していきます!

1. 体の発達を促す

① 筋力がしっかり育つ

ハイハイをすることで、腕・肩・背中・脚など全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。特に、腕や手の力が強くなると、後の「つかまり立ち」や「歩く」動作がスムーズになります。

② バランス感覚が養われる

ハイハイをすることで、体を支えながら移動する練習になります。これにより、体のバランスを取る力が身につき、転びにくい体づくりにもつながります。

③ 背骨の発達を助ける

赤ちゃんの背骨は生まれたときはC字型で、ハイハイをしていく中でお腹の圧を高める筋力が発達さし、姿勢が良くなり、将来の腰痛予防にもつながります。

2. 運動神経や脳の発達を促す

④ 手足の協調運動がスムーズに

ハイハイは、右手と左足、左手と右足を交互に動かす全身運動です。これにより、手足の動きの連携がスムーズになり、運動神経が発達しやすくなります。

⑤ 脳の発達が促される

ハイハイは、体の動きをコントロールする「小脳」や、空間を認識する「前頭葉」の発達に関係しています。ハイハイをたくさんすることで、集中力や学習能力にも良い影響を与えます。

3. 視野が広がり、自分で考える力がつく

⑥ 探究心や好奇心が育つ

ハイハイをすることで、自分の意思で移動できるようになります。これにより、「あそこに行きたい!」「あのオモチャを触ってみたい!」といった探究心が生まれ、自発的に行動する力が育ちます。

⑦ 空間認識能力が高まる

ハイハイをすると、目線が低くなり、周りの環境をよく観察するようになります。「どこに何があるか」「どう動けばぶつからないか」などを学び、空間を把握する能力が養われます。

4. 将来の姿勢や学習能力にも関係する?

⑧ ハイハイ不足が引き起こす可能性のある問題

最近では、すぐにつかまり立ちや歩行を始める赤ちゃんが増え、ハイハイの期間が短くなる傾向があります。しかし、ハイハイ不足が影響して、以下のような問題が起こることもあります。
• 転びやすくなる(バランス感覚が未熟)
• 姿勢が悪くなりやすい(背骨の発達不足)
• 手先が不器用になりやすい(手の力や協調運動の未発達)
• 集中力が続きにくくなる(脳の発達に影響)

そのため、赤ちゃんがしっかりとハイハイできる環境を整えてあげることがとても大切です。

5. ハイハイを促すための工夫

「うちの子、あまりハイハイしない…」と心配な場合は、以下のような方法を試してみてください。

① 広いスペースを確保する

赤ちゃんが自由に動けるように、安全で広めのスペースを作りましょう。床に柔らかいマットを敷くと、転んでも安心です。

② おもちゃを少し遠くに置く

赤ちゃんの興味を引くおもちゃを少し離れた場所に置くと、「取りに行こう!」という意欲がわき、ハイハイを促すことができます。

③ 大人が一緒にハイハイする

親がハイハイして見せると、赤ちゃんも「真似しよう!」とすることがあります。楽しみながらハイハイを誘導してみましょう。

④ 歩行器の使用を避ける

歩行器を使うとハイハイの機会が減ってしまうだけでな発達の順番を飛ばす原因となります使用は辞めましょう。

まとめ

ハイハイは、赤ちゃんの筋力・バランス感覚・脳の発達・探究心・空間認識能力など、さまざまな成長を促す大切な動作です。最近ではハイハイの期間が短くなる傾向がありますが、しっかりとハイハイを経験することで、将来の運動能力や姿勢、学習能力にも良い影響を与えるといわれています。

赤ちゃんが楽しくハイハイできる環境を整えて、成長をサポートしてあげましょう!

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