舌小帯短縮症と頭の形の歪み

【赤ちゃんの頭の形が気になる方へ】原因は“舌の裏”かもしれません。

赤ちゃんの頭の形の歪みで悩まれるご家族は少なくありません。

「向きぐせがなかなか治らない」

「身体が硬くて動きがぎこちない」

そんなとき、意外な“見落としポイント”があります。

それが――舌の裏(舌小帯)です。


舌の動きと、身体の硬さ・向きぐせはつながっています

赤ちゃんは、舌や口まわりの動きがとても大切です。

実は、舌の動きが制限されていると、全身の筋肉の使い方や姿勢にまで影響を与えます。

たとえば、

  • 舌が動きにくいことで、左右の首の使い方に差が出る

  • おっぱいの吸い方が偏る → 向きぐせが固定される

  • 筋肉の緊張バランスが崩れる → 身体が硬くなる

    といったように、舌の自由な動きが阻害されることで、全身の使い方に偏りが生まれるのです。


舌小帯短縮症(ぜっしょうたい たんしゅくしょう)とは?

舌小帯とは、「舌の裏側にあるスジ(ヒダ)」のことです。

このヒダが短かったり、厚かったりすると、舌が自由に動かせなくなる状態を「舌小帯短縮症」といいます。

次のような特徴があれば要注意です:

  • 舌を前に出すと「ハート型」に見える

  • 舌を上に持ち上げられない

  • 泣き方や哺乳がなんとなく弱い

  • 離乳食が進みにくい(少し大きくなってから)

このような状態だと、首や背中の筋肉が過剰に緊張し、身体が硬くなる・頭の形が歪むといったことが起こりやすくなります。


舌小帯の処置は赤ちゃんのうちがベスト

舌小帯は、成長とともに自然と伸びたり、切れたりすることもありますが、

すでに不調が出ている場合は、早めに処置を考えるのが無難です。

現在では、舌小帯を診てくれる小児歯科や口腔外科が増えてきています。

症状が軽度であれば経過観察で済むこともありますし、必要であればほんの一瞬の処置で改善することもあります。


まとめ:赤ちゃんの「向きぐせ」「体の硬さ」が気になるなら…

頭の形がなかなか整わない…

身体の左右差や向きぐせが続いている…

そんな時は、ぜひ舌の裏もチェックしてみてください。

お子さんの全身バランスを整えてあげるために、

「見落とされがちなポイント」に気づいてあげることが将来の健やかな発達につながります。

舌小帯の短さが気になる方は、当院でもご相談して頂いても構いませんし

小児を診てくれる歯科医院でも相談に乗ってくれますのでご紹介致します。

舌小帯短縮症について詳しくはこちら

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