赤ちゃんの向き癖を放置するとどうなる?
将来考えられるリスクとその対策
赤ちゃんが特定の方向ばかりを向いて寝る「向き癖」。一見すると可愛らしい仕草にも見えますが、放置することで将来的にさまざまなリスクが生じる可能性があります。この記事では、向き癖を放置することによるデメリットと、親としてできる予防策について詳しく解説します。
向き癖とは?
向き癖とは、赤ちゃんが常に同じ方向を向いて寝る習慣のことを指します。赤ちゃんの頭蓋骨は柔らかく、体の筋肉も未発達なため、特定の方向ばかりを向いているとその影響が頭の形や筋肉の発達に現れます。
向き癖を放置した場合のデメリット
1. 頭の形の変形(斜頭症や絶壁頭)
赤ちゃんの頭蓋骨は非常に柔らかいため、同じ方向を向いて寝ることで片側が平らになったり、全体のバランスが崩れる可能性があります。これを「斜頭症」や「絶壁頭」と呼び、成長しても改善されない場合、美容面での悩みに繋がることがあります。
2. 首の筋肉の硬さの左右差(筋性斜頸)
向き癖が続くと、首の筋肉が片側だけ硬くなる「筋性斜頸」になるリスクがあります。この状態では、赤ちゃんが首を自由に動かせず、さらに向き癖が強化されてしまう悪循環に陥る可能性があります。
3. 視覚や聴覚の発達への影響
常に同じ方向を向いていると、視覚や聴覚の刺激を受ける範囲が偏る可能性があります。この結果、赤ちゃんの感覚機能の発達に左右差が生じ、注意力やバランス感覚の発達に影響を与えることがあります。
4. 運動機能の発達遅延
向き癖による体のバランスの乱れは、寝返りやハイハイ、歩行などの運動機能の発達に遅れをもたらす可能性があります。これにより、成長段階での自信や活動範囲が制限されることも考えられます。
5. 学習や集中力への影響(長期的リスク)
筋肉や骨格の左右差が長期的に残ると、姿勢の悪さや頭痛などの慢性症状を引き起こし、これが学習や集中力に悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。
向き癖を予防・改善する方法
1. ポジショニングの工夫
寝る向きを意識的に変えるようにしましょう。例えば、赤ちゃんを寝かせるときに頭の向きを交互に変えたり、目線を引くおもちゃを異なる方向に配置することでバランスを取ります。
声をかける時は必ず向きぐせと反対側から
夜就寝時はママは向きぐせと反対側に寝るようにしましょう。
2. タミータイム(うつ伏せ遊び)の活用
起きている時間に赤ちゃんをうつ伏せにする「タミータイム」を取り入れることで、首や背中の筋肉を鍛えられます。ただし、必ず保護者が見守る中で行い、無理のない範囲で進めてください。
タミータイム中に赤ちゃんの目線に大人の手をかざして目隠しをすると反対側を向こうと赤ちゃん自身の力を使ってできるようになります。
3. 複数の枕の使う
赤ちゃん専用のドーナツ型枕やサポート枕を使用することも有効ですが、大事なのは同じ枕を使い続けない事で頭の形への圧力を分散させることができます。
4. 子どもの整体が得意な整体院に相談する
向き癖が強い場合や改善が見られない場合、赤ちゃんや子どもの整体を得意とする整体院に相談しましょう。整体院では、赤ちゃんの歪みや筋肉の緊張を緩める技術を用いて筋肉や骨格のバランスを調整することができ、向き癖の改善をサポートしていきます。
早めの対策が赤ちゃんの未来を守る
向き癖は早期に対応することで、多くのリスクを防ぐことができます。赤ちゃんの成長には個人差があるため、心配しすぎる必要はありませんが、気になる場合は信頼できる整体院で適切なアドバイスを受けることが大切です。
※まとめ
- 向き癖を放置すると、頭の形の変形や筋肉の左右差、発達遅延などのリスクが考えられる。
- 日常生活の中でポジショニングやタミータイムを活用し、予防に努める。
- 可能な限り赤ちゃんや子どもの体に詳しい整体院を訪れ、適切なケアを受ける。
赤ちゃんの健やかな成長をサポートするために、今できることから始めましょう!
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高安柔整院でございます。