疲労骨折はよくある話

【足の甲が痛い…?】それ、中足骨の疲労骨折かもしれません

「足の甲がズーンと痛む」
「運動中や歩行中、決まった場所がジワジワ痛む」
「押すとピンポイントで痛いけど、腫れは少ない」

こうした症状に心当たりがある方は、中足骨の疲労骨折かもしれません。
特に陸上・バスケ・ダンスなど、繰り返しジャンプ・着地・走行をするスポーツをしている方に多いケガの一つです。


■ 中足骨疲労骨折とは?

中足骨とは、足の甲にある5本の細長い骨のこと。
ここに**繰り返しの衝撃や負荷がかかることで、小さなヒビが入る(=疲労骨折)**のがこの症状です。

主な特徴:

  • 痛みの場所が明確(押すとズキッとする)

  • 初期は運動中だけの違和感 → 進行すると安静時も痛い

  • 腫れや変形はあまり目立たないため、見逃されやすい

放っておくと治癒に時間がかかり、完全な骨折や変形治癒につながることもあるため注意が必要です。


■ 「走りすぎ」だけが原因じゃない

よく「走りすぎたから」「ジャンプのしすぎ」と言われますが、
高安柔整院では、「なぜ足の“その場所”にだけ負担が集中したのか?」をしっかり見ていきます。

人間の体は、骨200個・筋肉600種類が連動して動く仕組みになっています。

本来であれば、着地時の衝撃は、
✔ 足首
✔ 膝
✔ 股関節
✔ 体幹
と全身で受け止めるはず。
しかし、姿勢の乱れや関節の硬さ、筋力バランスの偏りなどによって、
衝撃の負担が足の特定の部位(中足骨)に集中してしまうと、疲労骨折につながるのです。


■ 高安では「連動の崩れ」を整える治療を行います

痛みが出ている中足骨だけを冷やしたりテーピングしたりしても、
また同じ場所に負担がかかる状態では、再発のリスクが高いままです。

高安柔整院では、
✔ 足首〜股関節の可動域・連動性
✔ 姿勢や着地のクセ
✔ 体幹の安定性やバランス
といった全身の連動性をしっかり評価し、
「なぜそこにヒビが入ったのか?」を根本から見直す施術を行っています。


■ セルフケアのポイント

① 痛みがある間は運動を休む

無理をするとヒビが大きくなり、治癒に時間がかかります。

② 足裏のストレッチ・足指体操

足裏の筋肉(足底筋群)が硬いと、衝撃吸収がうまくできません。
足指じゃんけんやゴルフボールでの足裏マッサージが有効です。

③ 着地のクセを見直す

体の真下で着地できているか?
膝や股関節が衝撃を吸収しているか?を意識してみましょう。


■ まとめ

  • 中足骨疲労骨折は、足の甲の骨にヒビが入る繰り返しの衝撃によるケガ

  • 原因は「使いすぎ」ではなく、「全身の連動が崩れ、局所に負担が集中していること」

  • 高安では、連動性を整え再発しにくい身体を作る治療を行っています


「痛みをごまかしながら練習している」
「何度も同じ場所をケガしている」
そんな方は、早めのご相談をおすすめします。

全身がしっかり連動し、スムーズに動ける身体を一緒に作っていきましょう!

高安柔整院