片方だけのオスグッド

なぜオスグッドは片足だけ？左右差と身体の偏りを読み解く

オスグッドの症状は、なぜか“片足だけ”に出ることが多いと感じたことはありませんか？実はこれ、身体の使い方の「左右差」が原因のひとつです。たとえば、立ち姿勢で無意識に片方に体重を乗せる癖があったり、サッカーやバスケなどで利き足ばかりを使っていたりすると、知らず知らずのうちに一方の足に負担が溜まっていきます。

その結果、太ももの前側の筋肉（大腿四頭筋）が片方だけ常に張った状態になり、膝下の骨を引っ張り続けて炎症を引き起こします。これは単なる膝の問題ではなく、体幹の筋力バランスや骨盤の傾き、足首の柔軟性など全身の連動に関わる問題です。

当院では、患部だけを見るのではなく「なぜ片方だけに症状が出たのか？」を動作分析によって徹底的に追求します。痛みのある側だけでなく、反対側の筋肉や関節の動きも整えることで、バランスの取れた身体を取り戻し、早期回復と再発予防の両立を図ります。