【咳やくしゃみは、体がくれる大事なサイン】
咳やくしゃみが出ると、「風邪かな?」「止めなきゃ」と思う方も多いのではないでしょうか。
確かに、周りへの配慮や自分自身の不快感から、咳止めやくしゃみを抑え込みたい!と思うかもしれませんが、実は咳やくしゃみは、体が自分を守るために行っている大切な防御反応なのです。
咳やくしゃみは、体内に入ってしまったウイルスや異物、ほこりなどを外に出すための大切な働きです。
くしゃみは鼻や喉の粘膜についた刺激物を一気に吹き飛ばす役割を持ち、咳は気道や肺を守るために必要な排出行動です。
これらを無理に抑えてしまうと、本来なら外に出せるはずだったウイルスや老廃物が体内にとどまってしまい、二次的な炎症や感染を引き起こすリスクが高まります。
特に咳を我慢すると、気道の中で菌やウイルスが停滞し、肺炎や気管支炎などのリスクが高まることも。また、くしゃみを抑えすぎると、鼻や耳への圧力がかかり、耳の不調や副鼻腔炎の原因になることもあります。
「咳やくしゃみ=悪いもの」と決めつけて薬で抑えることが、本来の治癒力や防御反応を妨げる場合があることをぜひ知っておいてください。
もちろん、周囲への配慮として咳エチケットを守ることも大切です。しかし、体からのサインをむやみに無視するのではなく、
「今、体が自分を守ろうとしてくれているんだな」と受け止めることが、自然治癒力を引き出す第一歩になるでしょう。
咳やくしゃみが長引くとき、気になるときは、症状だけを見るのではなく、その背景にある体の状態を整えることが大切です。
体の中から整えるケアを意識して、体の声に耳を傾けてみてくださいね。
お電話ありがとうございます、
高安柔整院でございます。