【オスグッドの本当の原因は?】筋肉のアンバランスと正しい連動がカギ!
「オスグッド」と聞くと、多くの方は「成長痛」や「膝の使いすぎ」が原因だと思われがちです。確かにそれも一理ありますが、私たちが臨床の中で多くの子どもたちを診てきた結果、本当の原因は「筋肉のアンバランス」にあると感じています。
◆オスグッドは“膝”の問題ではない?
オスグッドは、成長期の子どもによく見られる膝の痛みです。特にスポーツをしている子に多く、膝のお皿の下(脛骨粗面)がボコッと出て痛みを伴うのが特徴です。
ですが、膝だけをいくらアイシングしても、湿布を貼っても、治りません。
なぜなら、本当の原因は 「太ももの筋肉(大腿四頭筋)の使い方の偏り」 だからです。
◆筋肉のアンバランスが引き起こす負担
スポーツをしている子どもたちは、走る・跳ぶ・止まるなどの動作で太ももの前側を頻繁に使います。
しかし、**お尻の筋肉(大殿筋)や太ももの裏側(ハムストリングス)**など、本来バランスよく使うべき筋肉がうまく使えていないと、前側の筋肉だけに負担が集中します。全身の骨と筋肉が連動して動くことが重要!
その結果、筋肉が硬く縮こまり、筋肉の付着部である骨(脛骨)を引っ張って炎症が起きる――これが、オスグッドの正体です。
◆骨と筋肉がしっかり連動すれば痛みは消える!
ではどうすれば痛みが改善するのか?
答えはシンプルで、
筋肉のアンバランスを整え、骨と筋肉が本来の連動性を取り戻すことです。
当院では、以下のようなアプローチで改善を図っています。
• 骨盤・股関節の動きのチェックと調整
• 太もも前側の緊張をリリース(筋膜リリースなど)
• お尻や体幹の使い方を練習し、正しい動作パターンを再教育
• 姿勢と歩き方の見直し
このようにして「身体の使い方のクセ」を整えていくと、無理なく動ける体になり、膝の痛みも自然と消えていきます。
◆まとめ
オスグッドは成長期の子によくある症状ですが、成長痛だから仕方ないで終わらせるのはもったいないです。
身体の筋肉バランスを整え、正しく骨と筋肉が連動するようになると、痛みは驚くほど改善します。
「部活を我慢せずに続けたい」「再発させたくない」そんな子どもたちにこそ、根本から整えるケアを届けたいと思っています。
お電話ありがとうございます、
高安柔整院でございます。